いきなり運転方法の話に移る前に、車に乗る前に知っておいて頂きたいことがあります。
どんなに燃費の良い車を購入しても、どんなに優れた燃費向上グッズを取り付けてもドライバーの運転によって燃費は違います。
つまり、低燃費走行の基本を身に付けなければ、良くなるはずの燃費も良くならないということです。
そのため、低燃費運転を実現させるための最低限の基本スタイルを身につけるのが最善です。
低燃費運転に必要なのは、アクセルコントロールです。
しかし、レーシングドライバーのように微妙なコントロールではなく、アクセルを踏んでいる感覚が足の裏に伝わっていればOKです。
アクセルコントロールが上手く出来ないと、無駄にアクセルを踏んだり、踏まなければいけないときに十分アクセルを踏み込めないといったことが低燃費運転を妨害する可能性があります。
その為、アクセルコントロールがしっかり出来るように、履物はスニーカーがベストです。
女性の方にありがちなのですが、ハイヒールやサンダルは危険ですので、普段そのような履物を利用されていらっしゃる方は、車に運転専用の靴を用意されておくと良いです。
男性でも同じで、自分が運転しやすい靴を車に積んでおくといいですね。
低燃費運転のためには、最低限のアクセルコントロールが必要になります。
運転するときは、必ず右足のかかとは床につけておきましょう。
意外にもこれが出来ていない方が多くいらっしゃいます。
アクセルコントロールを確実に行うために非常に重要です。
また、ブレーキとアクセルのペダルワークをスムースに行うテクニックでもありますので、これも基本スタイルの中に入れておきます。
意外に知られていないドイツ式運転
低燃費運転といえば、アクセルをじわっと踏みこんでスピードもなるべく抑えた運転というのが一般的ですね。
確かに、それでも効果はありますが、せっかちなドライバーが多い一般道路でそういった運転を持続させるのは容易ではありません。
そこで欧州式の低燃費運転をお教えします。
自動車産業の盛んなドイツでは、この方法が一般的な低燃費走行として受け入れられています。
やり方は簡単です。
車を加速させるときに、スピードを一気に上げる。
つまり、車のスタート時や加速したいときに目的のスピードまで達するように一気にアクセルを踏み込むのです。
そして、目的のスピードまで達したら、ある程度惰性で車を進めるのです。
一度スピードに乗ってしまえば、そのスピードを維持するために踏むアクセルはほんの少しです。
この方法ですと、アクセルを踏む時間が短縮でき、エンジン内部での燃焼効果が高まるので、燃費向上につながるわけです。
ゆっくりアクセルを踏んでいるよりもアクセルを踏む時間が短縮されると思ったほうが分かりやすいかもしれません。
後ほど書きますが、燃費向上グッズと合わせることにより、40%〜50%の燃費向上も夢ではありません。
まずは、普段の運転をドイツ式にしてみてください。
きっと、驚くべき効果が得られると思います。
エンジンブレーキを使いこなす
スピードの調整をする時に、アクセルとブレーキを使いますよね?
当たり前のことですが・・・ では、スピードが出すぎているときに、どうやってスピードを緩めますか?
ブレーキはいつ踏みますか?
スピードを緩める時に、すぐに足がブレーキにいってしまう方、ことあるごとにブレーキを踏んでしまう方、実はその運転の仕方は燃費の悪くなる原因のひとつです。
では、どうやってスピードを緩めればいいのか?
そこで使うのが、「エンジンブレーキ」です。
エンジンブレーキってどこに付いているブレーキなの?そんなブレーキがあるなら、何で説明書に書いてないんだ! なんて方はいらっしゃいますか?
エンジンブレーキを簡単に説明すると、アクセルを踏んでいる状態から、アクセルから足を放すとスピードと回転が落ちますよね。 この状態がエンジンブレーキをかけるということです。
つまり、アクセルワークやミッションチェンジでエンジンの回転を落とすことにより制動力をかけることです。
何故、フットブレーキよりエンジンブレーキをかけるほうが、燃費が良いのか?
原因はいろいろあるのですが、大きな理由のひとつとして、フットブレーキでスピードを緩めてしまうとエンジンの回転数が必要以上に下がってしまい、そこからスピードを上げるときにパワーを多く使うからというのが、一番大きいでしょう。
これは、回転を安定させるという意味でも同じことが言えます。 スピードが落ちても、回転の上下の範囲が少なければ、その後のアクセルワークが少なくて済みます。
MTの場合なら、シフトチェンジが自在に出来るけど、ATの場合はどうするの?
4速ATの場合はオーバードライブオフのボタンを押して3速に、3速ATの場合は2速に落としてしまえば、十分なエンジンブレーキがかかります。
ATの場合アクセルを放すと、どれだけの制動力がかかるのかを意識して運転してから、場合に応じてシフトチェンジを練習すると、早く覚えられます。
しかし、あまりカチャカチャとシフトチェンジを繰り返すと、ミッションが故障してしまうこともあるので、あくまで場合に応じたシフトチェンジをして下さい。
クルマを止めるのは、フットブレーキだけではないということを覚えておいて下さい。
エンジンブレーキを使いこなせるようになると、かなりの勢いで運転がスムースに出来るようになり、さらに燃費も向上します。
時と場合により、フットブレーキとエンジンブレーキを使い分ける運転を覚えて下さい。
また、無用なフットブレーキを避けることで、ブレーキパッドが長持ちしますよ!
エンジンブレーキなんて意識したことのない方にとっては、少々やっかいなことかもしれませんが、一度試してみると、今までの運転よりもスムースに出来るのが分かると思います。
慣れるまでは、ちょっとだけ練習が必要ですが、是非チャレンジしてみて下さいね。 アクセルを放すだけでも、止まる力は結構大きいです。
ブレーキに足がかかっているのは、悪くはありませんが、踏みすぎると運転が窮屈になってしまうことも知っておいて下さい。
ちなみに、最近のATは、一定の回転まで落ちないと、シフトチェンジできない仕組みになっているので、いきなりミッションが壊れることはないと思います。
スピード・回転を一定に保つ運転方法
流行のSUVやRV等の大排気量のクルマには、結構使える技術だと思うので、あてはまる方はしっかり読んで下さいね。
まずは、ポイントを5つあげましょう。
●無駄なアイドリングはやめる
●経済速度で走る
●波状運転は慎む
●タイヤの空気圧はマメにチェック
●エアエレメントに注意
大排気量車と言わず、全てのクルマに共通することが多いのですが、大型のクルマが特に注意してほしいのが、上から3つです。 4000CC以上のクルマが、1時間エンジンをかけっぱなしにすると、消費するガソリンは、1L〜1.5Lにもなるそうです。 エンジンをかけたまま、クルマの中で寝るのは控えたほうが良いですね。
経済速度とは、そのクルマが一番経済的に走れる速度です。
例えば、100キロから80キロに速度を落とすだけで、20%の燃費改善になったりもします。
クルマに無理をかけないで走れる速度を保つことがポイントですね。
もちろん、クルマによってパワーが違うので、一概に何キロがちょうど良いとは言えませんが、走っていて少しでもクルマが無理をしているな・・・と感じたら、それは経済速度ではないでしょうね。
小型車や軽自動車は、エンジン音がうるさくなるので、分かりやすいです。
波状運転とは、スピードの上げ下げが激しい運転のことです。
平均速度で50キロでも、40キロから60キロの間を行ったり来たりしていれば燃費は悪くなります。
それよりは、50キロを保つ運転を意識するということです。
また、スピードを意識するあまりに回転数の上下を繰り返しても燃費の悪化を招くことがあります。
状況に応じてスピードを一定にするのか、回転数を一定にするのかを判断すると良いでしょう。
大排気量車に限らず、どんな排気量の車にも十分有効な方法です。
無駄を省く運転。
こういった心がけも低燃費走行には、欠かせないということを覚えておいてください。
視点を変える燃費向上運転
普段からクルマが足になっている方は、こんな経験はないでしょうか?
直線道路を走っていて、前が渋滞しているわけでもないのに、前のクルマが急にブレーキを踏んだので、自分もつられてブレーキを踏んでしまった。
または、前が詰まっているのに、前のクルマがギリギリになって減速したため自分も焦って急ブレーキを踏んだ。
おそらくどちらも経験があるのではないでしょうか?
実は、こういった事って、安全に問題があるだけではなくて、燃費にも関係してくるのです!
だからこそ、「前を向いて運転する」ことが重要になります。 ) しかし、ただ単純に前を向いて運転するだけでは、普段の運転と何も変わりませんよね。
そこで、走行中には2・3台前のクルマの動きにも注意して運転してほしいのです。
つまり、同じ前を向いて運転する場合でも、少し視野を広げて運転するということなのです。
もちろん、前方のクルマにも注意して下さい。
2.3台前のクルマの動きを見ることで、クルマの流れをより早く察知することができるようになり、それに伴い、ブレーキをかけるタイミングが、すぐ前のクルマをみているときよりも確実に早くなります。
また、無用なブレーキを踏まなくても良くなります。
これが、燃費にも関わってきます。
まず、止まるためのブレーキを早めにかけることが出来れば、無用にアクセルを踏んでいる時間が少なくなります。
この癖がつけば、全体的にアクセルを踏んでいる時間が減るので、燃料を節約出来るわけです。
また、前のクルマの無用なブレーキにつられて自分もブレーキを踏んでしまうと、今度は元のスピードに戻すために、余計にアクセルを踏むことになりますよね。
これは結構地味な運転法ですが、これがなかなか効きます。
だからこそ、ある程度、前の様子を確認する運転方法を身に付けるようにしましょう。
安全運転が身につくだけでなく、燃費改善にもなります。
他のドライバーに「ヘタ!」って叫びたくなった方はいらっしゃいませんか?
自分で、危険を察知できる運転方法に変えるだけで、意外に気持ちの良いドライブになるものです。
燃費向上のポンイント
燃費を良くするということは、何も燃費に特化して何かを施す訳ではないのです。
クルマの心臓部は「エンジン」です。
ようは、この心臓にいかに負担をかけないようにするか?
また、負担をかけない状況を如何に保ってやるか?
メーカーが販売しているクルマは、いってみれば「完成品」です。
しかし、時間的な制約や予算的な制約等、様々な条件が重なり、私たちが購入する時には、どうしてもエンジンに何だかの負担がかかっているのです。
メーカーを責めているわけではありません。
そのエンジンにかかっている負担を取り除くことにより、本来の運動性能を引き出してやることが出来るのです。
では、どうしたら負担が軽くできるのか?
これは、たくさんの方法があります。
運動性能を高めても、使う側の人間が使いこなすことが出来なければ、低燃費を保つことはできません。
運転方法でもエンジンに負担をかけないようにすることは可能ですし、何より、安全にクルマを長持ちさせる(大切にする)心がけが一番大切ですね。 使う側のキモは、「心がけ」なんです。
簡単に言えば、クルマをベストコンディションに保つ方法なのです。
燃費・燃費って、低燃費にこだわることが低燃費走行に結びつくというよりは、むしろクルマを如何に大切に扱うかを考えることが、じつは低燃費運転には一番重要なのです。
クルマをベストコンディションに保つことを実践していれば、自然と低燃費走行が可能になるということです。
これが、燃費を良くするということです。
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現在の自己流運転を、燃費のよいエコ運転に改善することです。

